
前回お伝えしたマーケティングレバレッジ構築
ステップ4の必要リーチ数の続きです。
前回の記事はこちら
マーケティング構築ステップ4−1必要リーチ数とは?
今回は実際に必要リーチ数を計算していきます。
必要見込客数を獲得する為に様々な告知を
していく必要があります。
その告知内容はこの後のステップで登場しますが、
その前にもう1つ必要な数字があります。
それが必要リーチ数です。
数字が出て来てばかりで難しく感じるかも知れませんが、
算数なので冷静に何度も行えばとても簡単です。
少し簡単な数字で答えましょう。
我々は売上目標を設定しますが、実は売上の
目標なんて立てても実現はしません。
それはピンと来ないからです。
年商1億円を達成する!と言ってもはっきり
言ってコントロール不能です。
そこには多くの要因が絡んでくるので我々が
コントロールできる数字ではないのです。
見込・既存顧客数も仮説の転換率なのでコントロール
できない部分は大いにありますが、
指標がないと進めないのでその指標で
進めながら改善して行くところはしていきます。
そして仮説の転換率からコントロールできる
数字に集中して行く必要があります。
それが必要リーチ数です。
具体的に説明しますね。
まず目標とする既存客数がスタート段階で
10人必要だとします。
そうすると必要な見込客数はスタート段階で
33人~100人となります。
このとき見込客から既存客への転換率は10%(100人)
~30%(33人)の計算です。
それではこの必要見込客数33人~100人
を集める為にどれだけの人に知ってもらえば良いのか?
という答えが必要リーチ数です。
例えばあなたのフロントエンド商品・サービスを
知った人の中で1%の人達が見込客として
参加してくれたとします。
そうすると必要なリーチ数は3300人~1万人
という事になります。
(33人÷1%=3300人 、100人÷1%=1万人)
この3300人~1万人に存在を知ってもらう事
だけに全力を注ぎます。
そして3300人~1万人に知ってもらうという事は
ある程度こちらでコントロールできるのです。
もちろんこれはフロントエンド商品・サービス
の内容や金額によって参加率は変わって来ますが、
概ね1%~5%の間で計算して下さい。
これを別名CVR(コンバージョンレート)と呼びますが、
CVR1%~5%という範囲で最大のリーチ数は1%を
目標に、最小のリーチ数は5%を目標にしていきます。
先ほどの例で言いますと、
必要既存客数:10人
必要見込客数:33人~100人
必要リーチ数 CVR 1%:3300人~1万人
必要リーチ数 CVR 5%:660人~2000人
必要リーチ数目標:660人~1万人
この必要リーチ数をしっかり把握しておいて下さい。
これを元にこの後のステップで対策を練って行きます
以上、唯一コントロール可能な数字が必要リーチ数です。
ここをどれだけ具体的な数字に落とし込めるかが
この後の行動タスクにも影響を与えます。