
前回はビジネスコアを見つける方法としてナレスキの検証を行いました。
今回はビジネスコアを見つける方法のラストとしてそのナレスキの
継続年数を把握してより絞り込みを行います。
つまり7つの経験から出てきたナレスキの継続年数を振り分けるという事です。
振り分ける基準は以下の通りです。
1:3年以上
2:1年以上3年未満
3:1年未満
1番目と2番目は書き出したナレスキがその過去の一定期間継続していた、
あるいは現在も継続しているという条件です。
単発で継続していない場合は3番目の1年未満に振り分けて下さい。
例えば学習の経験から得たナレスキは学習を始めてから継続して
何年だったか?または現在も行っているなら何年たっているのか?
感動・連続消費の経験から得たナレスキは現在いもそれを何年継続
しているのか?あるいは過去に何年継続していたのか?
7つの経験から得たナレスキの継続年数を見極めて下さい。
ここで僕の初めてのクライアントと言っても良い、MBA留学時代に
支援した黒人起業家のJayさんの例を挙げてみます。
EX:
Jayさんは住んでいるスラム街の環境で買い物の不便さを継続して
10年以上感じていました。
【7つの経験】
不の経験:買い物の不便さ
【得たナレスキ】
買い物の不便な環境の知識
このナレスキを年数ごとに振り分けます。
3年以上:買い物の不便な環境ナレスキ
1年以上3年未満:なし
1年未満:なし
また別のある女性起業志望の方の場合の例も挙げます。
彼女はずっと肌の悩みを抱えている経験をして、そこから
得たナレスキは肌に効く化粧水知識と肌のトラブル対処法の知識でした。
【7つの経験】
悩みの経験:肌の悩み
【得たナレスキ】
化粧水知識・肌のトラブル対処法
3年以上:肌のトラブル対処法
1年以上3年未満:化粧水の知識
1年未満:なし
私の場合は量が多いので一部割愛しますが、先ほど挙げた
ナレスキを継続年数で振り分けると、
3年以上:
経営コンサルタント知識、マーケティング・戦略知識、技術・起業知識、技術・コミュニケーション知識、技術・経営知識・MBA知識・ 留学知識・英会話知識・NLP知識・映画知識・ラーメン知識・英会話勉強知識・ お金を貯めた方法知識・サーフィン/ゴルフ知識
1年以上3年未満:法人営業知識、技術
1年未満:ほか弁知識
このようになります。
ここで3年以上の項目に入ってきたナレスキはビジネスコア
の軸へ切り替える最優先項目となります。
または似たような種類のナレスキ年数の合計が
3年以上の場合も同様です。
例えば、
法人営業知識1年、個人営業知識2年、合計3年
先ほど少し例で出しましたが、以前にスラム街の黒人の
起業をお手伝いした時に彼にはこれと言って何も経験がなく、
よって知識・スキルも持ち合わせていませんでした。
ただ自分の住んでいる所での不便さだけは何十年も感じていました。
1つが雑貨店です。
安くて気軽に買いに行ける(アメリカは車社会なので徒歩圏内で買える
お店がそのスラム街ではありません)雑貨店があれば便利だという不の
経験から来る知識がありました。
その思いがミッションに繋がり(役立ちたい)成功へ繋がりました。
出来ればナレスキの継続年数は3年以上が望ましいですが・・・
絶対ではありません。単純に成功の確率が高まるだけです。
ですから仮に3年に振り分けられたナレスキが何も無くても悲観する
ことはありません。
先ほどお伝えした法人営業と個人営業のように営業という枠では
似たようなナレスキ合計でも良いので3年以上できないかも考えて下さい。
または自分がピンときているナレスキがあるならそれを持っている人、
継続年数が長い人に頼み、それらを売って行く事だってもちろんOKです。
そうして自分はプロディースに徹する事も可能です。
もちろんナレスキが1年未満でも成功する人は成功します。
とにかくまずは書き出すことを最優先です。
【ビジネスコアを見つける方法まとめ】
ステップ1:7つの経験を考える。
ステップ2:7つの経験から得たナレスキを探す。
ステップ3:ナレスキの継続年数を振り分ける。
またあまり根詰めて取り組むと悩みますので、ざっくりと決めて下さい。
それを軸・コアにして戦略で更に検証していきますので、
ここで導き出されたモノが直ぐにキャッシュポイント
へ変わる訳ではありません。
ビジネスコアを見つけた後に戦略を組み、
マーケティングツールに乗せていく流れを持って
初めてキャッシュポイントへ変わります。
ビジネスコアを見つける事はビジネスの根幹を見つける事で
とても大切です。
是非参考にして下さい!